初診の方へ
1. 対象年齢
- 当院は原則として高校卒業以上の方(18歳以上)を対象としております。
高校生以下の方につきましては、状況によって対応可能な場合もございますので、お手数ですがお電話にてご相談ください。
2. かかりつけ医を当院へ変更をご希望の方へ
- スムーズな診療のため、診療情報提供書(紹介状)のご持参をお願いいたします。
- 紹介状がない場合も受診可能です。その際は、お薬手帳のご持参とWEB問診記入のご協力をお願いいたします。
- 自立支援医療制度(精神通院医療)をご利用中で当院への変更をご希望の方は、お住まいの市区町村役場での手続き後に受診いただくと、初診時から1割負担が適用されます。
3. 発達障害の検査をご希望の方へ
- 当院では自己記入式検査と問診により診断を行っております。
- 心理検査結果や小中学校時代の通知表・成績表をご持参いただくと、診断の参考となります。
- 詳細な心理検査(WAIS-IVなど)の実施は体制上困難ですので、あらかじめご了承ください。
4. もの忘れを主訴に受診される方へ
- 当院には頭部画像検査設備(MRI、CT)がございません。他院で検査済みの場合は結果をご持参ください。
- 必要に応じて、頭部画像検査可能な医療機関をご紹介いたします。
5. 定期的な注射:持効性注射剤(リスパダールコンスタ、ゼプリオン、エビリファイ等)で治療中の方へ
- 薬剤の準備をいたしますので、ご予約前にお電話であらかじめご相談ください。
- 安全に実施するため、治療経過、最終注射日、薬剤用量等の情報が必要です。現在の通院先からの紹介状をご持参ください。
当院での対応が困難なケース
- 依存症(アルコール、薬物など)の方は専門プログラムを有する医療機関での治療をお勧めします。
- 過去1年間に過量服薬や自傷を繰り返している方、重度の摂食障害の方は、身体管理や入院が可能な医療機関での治療をお勧めします。
初診の流れ
- 1. ご予約
- 当院は完全予約制です。24時間利用可能なWEB予約をおすすめしますが、お電話でのご予約も承っております。
WEB予約 - ご予約の変更・キャンセルは、前日までにWEBまたはお電話でお願いいたします。当日の場合は、必ずお電話でご連絡ください。
- 無断キャンセルや悪質なキャンセルが繰り返される場合、今後のご予約をお断りすることがございます。ご了承ください。
- 当院は完全予約制です。24時間利用可能なWEB予約をおすすめしますが、お電話でのご予約も承っております。
- 2. WEB問診
- ご予約後、WEB問診にご回答ください。詳細な情報は、より適切な診療につながります。
- 3. ご来院
- 事前問診や受付手続き等がございますので、ご予約時間の20分前にご来院ください。
- 必ずご持参いただくもの
- 健康保険証(またはマイナンバーカード)
- 可能であればご持参いただくもの
- お薬手帳
- 各種医療証(自立支援医療受給者証、生活保護受給者証など)
- 精神保健福祉手帳
- 診療情報提供書(紹介状)
- その他、他院での検査結果、メモ、関連書類
- 受付時に受付番号票をお渡しします。
- 4. 診察
- モニターに受付番号が表示されましたら、診察室へお入りください。
- 5. 検査・処置(必要時)
- 血液検査、心電図検査、注射は通常、診察後に行います。
- 6. お会計
- 診察後は待合スペースでお待ちください。会計の準備が整い次第、モニターでお呼びします。
- お支払い時に、明細票と処方箋をお渡しします。
- 次回のご予約を取ってからご帰宅ください。
※健康保険証の確認ができない場合は、自費診療(全額自己負担)となりますのでご注意ください。
初診の所要時間
- 通常:ご来院からご帰宅まで約60分程度(問診票記入、診察、会計)
- 検査実施時:上記より長くなる場合があります
混雑状況により変動する可能性がございますので、あらかじめご了承ください。
再診の方へ
- 月初めの受診の際には必ず健康保険証をご持参ください。
- ご住所、電話番号、健康保険証等に変更があった時は必ずお知らせください。
- 調子が悪く受診をお急ぎの場合、予約日に受診できずお薬が足りなくなった場合、WEB上で予約できない場合などは、お電話でご相談ください。
- 当日のご予約変更・キャンセルはお電話でお申し付けください。
- 無断キャンセルを繰り返される場合や、悪質なキャンセルと判断される場合は、以後ご予約をお取りできない対応とさせていただく場合がございます。何卒ご了承くださいませ。
- 診断書作成をご希望の方は、受付スタッフ、医師にご相談ください。
再診の所要時間
- 再診は30分3〜4名の予約枠を設けています。
- 診察時間は約6~10分となります。
診断・検査について
診断について
世界保健機関(WHO)のICD-10(今後ICD-11へ移行予定)や米国精神医学会のDSM-5TRなどが、代表的な診断基準として知られています。これらの診断基準は比較的判別しやすい症状をリストアップしており、わかりやすいという長所があります。しかし、その簡易性ゆえに、一見すると自分がある疾患に当てはまっているように見えやすいという短所もあります。最終的な診断は、症状の経過、既往歴や家族歴などの情報を元に、実際に専門医が診察した上で総合的に判断する必要があります。
検査について
精神科・心療内科は心の健康を扱う診療科ですが、心と身体は密接に関連しています。心の不調の背景に身体疾患が潜んでいる可能性もあるため、当院では必要に応じて血液検査や心電図検査を実施しております。これらの検査は、適切な診断と治療方針の決定に重要な役割を果たします。
ただし、当院では実施できない検査もございます。
- 脳画像検査(頭部MRI、CT)
- 詳細な心理検査
- 睡眠時無呼吸症候群の検査
他院でこれらの検査を受けられた方は、結果をご持参いただければ幸いです
当院は患者様の心身両面の健康を総合的に評価し、最適な治療を提供するよう努めております。